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2023.05.18 /

AWS Certified Cloud Practitionerを簡単に解説 (Part 4)

最初に

このパートでは、前回の続きを解説します。

AWS Certified Cloud Practitionerを簡単に解説 (Part 3)

なぜAWSを採用している企業が多いのか

リージョンについて

AWSの場合、サーバーは地域によって複数用意されており、その地域の中でも複数用意されています。

頭の中に 「???」が出てきそうな説明ですが、詳しく説明していきます。

まずAWSのサーバーは、「リージョン」で地域が分けられています。

リージョン名地域
us-east-2米国東部 (オハイオ)
us-east-1米国東部 (バージニア北部)
us-west-1米国西部 (北カリフォルニア)
us-west-2米国西部 (オレゴン)
af-south-1アフリカ (ケープタウン)
ap-east-1アジアパシフィック (香港)
ap-south-2アジアパシフィック (ハイデラバード)
ap-southeast-3アジアパシフィック (ジャカルタ)
ap-southeast-4アジアパシフィック (メルボルン)
ap-south-1アジアパシフィック (ムンバイ)
ap-northeast-3アジアパシフィック (大阪)
ap-northeast-2アジアパシフィック (ソウル)
ap-southeast-1アジアパシフィック (シンガポール)
ap-southeast-2アジアパシフィック (シドニー)
ap-northeast-1アジアパシフィック (東京)
ca-central-1カナダ (中部)
eu-central-1欧州 (フランクフルト)
eu-west-1欧州 (アイルランド)
eu-west-2欧州 (ロンドン)
eu-south-1ヨーロッパ (ミラノ)
eu-west-3欧州 (パリ)
eu-south-2欧州 (スペイン)
eu-north-1欧州 (ストックホルム)
eu-central-2欧州 (チューリッヒ)
me-south-1中東 (バーレーン)
me-central-1中東 (アラブ首長国連邦)
sa-east-1南米 (サンパウロ)
リージョンとゾーン – aws.amazon.com

このようにリージョンが世界中に展開されているのが分かりますね。

それぞれのリージョンは完全に分離されており、アメリカのリージョンで障害が発生しても、東京リージョンには影響が出ないようになっています。

なので複数のリージョンにシステムを分散させることで、障害時の信頼性を高めることができます。

しかし理由もなく無闇に遠い所に展開するとレスポンスが悪くなるので、基本的には利用場所に近いリージョンを使う方が良いでしょう。

日本では、東京リージョンと大阪リージョンがあるので、海外リージョンに比べ早いレスポンスが期待できます。

そしてリージョンには、「アベイラビリティゾーン(AZ)」という区分けに分けることができます。

アベイラビリティゾーン(AZ)とは

また新しい言葉が出てきました、「アベイラビリティゾーン」とは一体どういう意味なのでしょうか。

アベイラビリティゾーンとは、リージョンの中に複数存在している区分けの事であり、複数のアベイラビリティゾーンからリージョンが構成されています。

アベイラビリティゾーンは、自然災害やデータセンター単位の障害などからリスクを最小化できるよう、それぞれ地理的に離れた場所にあります。

各アベイラビリティゾーンは、独立した電源・空調・物理的なセキュリティを備えており、広帯域かつ低レイテンシの独自回線で接続されています。

厳密には異なりますが、アベイラビリティゾーン ≒ データセンターと解釈できるでしょう。

執筆時現在、東京リージョンにはAZは4つあり、大阪は3つあるようです。

AWS ⼤阪リージョン ご説明 – aws.amazon.com

なおセキュリティの観念から、データセンターの設置場所は非公開となっています、当然といえば当然ですね。

まとめ

今回はリージョンとアベイラビリティゾーン (AZ)を解説しましたので、まとめです。

・AWSは世界中に展開しており、様々なリージョンがある
・リージョンは複数のアベイラビリティゾーン (データセンター)から構成されている
・リージョン内の各AZは施設が独立しており、すごく速い回線で結ばれている
・リージョン、AZを複数用意することで、レスポンス向上や災害や障害時に備えている

最後に

Part 4はここまでです、このパートでAWSの基礎部分の解説は終わりになります。

次回以降はAWS独自の機能であったり、SQLといったソフトの解説を始めようと思っています。

専門用語やらが沢山出てきます (予定) ので、私も分かりやすく解説できるよう頑張ります。

次回もお楽しみに。

AWS Certified Cloud Practitionerを簡単に解説 (Part 5)

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